4月に入りましたが寒暖差があり結構寒くなったりする日も多いですね。今日は朝方雪が少しですが降りました。もうじきチュウリップの季節ですが今年はどうでしょうか、、。紹介する作品もチュウリップのデザインです。ステンドグラスで作れば年間を通し楽しめますね。
ステンドグラス・サンドブラスト 教室 Atelier Reverie 千葉県勝浦
チュウリップのパネルランプ
教室へ参加されている生徒さんが昨年からコツコツと作り上げているチュウリップのデザインのパネルランプ。曲面を利用し立てかけます。後ろへライトを設置してランプとして仕上げて行きます。教室参加年数も長い方で色々制作してくれます。最後まで丁寧に頑張りましょう。
ステンドグラス はんだ付け
この作品は曲面なので強度を増すために補強の棒を取り付けます。作品と同じように補強棒も湾曲させて棒自体をはんだ付けしてゆきます。固い棒なので湾曲させるときに良く失敗するのですがこの作業は私が行いました。女性にはちょっときついかもしれません。
今回は下側、底辺へ補強棒は取り付けています。取り付けた後に全体の調子を見ますが弱いようでしたら上部へも取り付けます。ステンドグラスのパネル、大きめのサイズのものは完成後に木枠などに入れれば問題ないですがそのままの場合作品全体の強度を考慮しないと破損の可能性がありますので十分注意が必要です。
はんだ付けも曲面なので少々厄介です。左手で角度を調整しながら行うのですが仕上げ時の盛上げのはんだ付けに苦労します。良い感じで作業していますね。休みながら慎重に。はんだ付けは熱の加え過ぎでガラスが割れることもあります。教室で教えていると様々なトラブルに遭遇しますがこの熱の加え過ぎによるガラス破損も多いトラブルの一つです。割れてしまった場合には修復作業を行います。
立てられるようになりましたね。転倒防止の飾り足を付ける方が良いのですが本人の希望でそれはなし。ガラスの配色も色強いチュウリップの感じが出て良い感じですね。今回はパネルランプなので立てかけた後ろへ灯りを設置するのですが窓辺などに置くと自然光があたりとても良い感じの色が出てきます。電灯の灯りと自然光(日光)では発色が異なり雰囲気も変わってきます。ランプを作る時のガラス選びは必ず電灯にかざして色合いや質感の雰囲気を確認します。このチュウリップのパネルランプもガラス選びではとても迷いましたね。もうじき完成です。灯りを灯す日が楽しみですね。
ステンドグラス制作を行っていない場合、文中の専門用語等が分からない部分も多いと思います。制作に関する内容、工程などは別のカテゴリーで徐々に紹介してゆきたいと思います。ステンドグラス制作は独学で行うことは困難です。ステンドグラスの教室は日本全国多くありますので学びたいと感じている方は地元の教室へ参加することをお勧めします。