ステンドグラス / サンドブラスト 千葉県勝浦
●QA 完成した作品が見劣ってしまう
●QA 完成した作品が見劣ってしまう

●QA 完成した作品が見劣ってしまう

制作未経験者の方や経験がある方より色々なご質問を頂いております。少しでもアドバイスになればと書いています。

趣味、習い事、生涯学習を楽しむ
千葉県勝浦 Atelier Reverie

ステンドグラス、サンドブラスト 教室

ステンドグラスQA

ステンドグラスに関するブログです。過去に寄せられた質問やホームページへ設置している専用の問合せフォームからの内容を更新しています。ブログでは詳細な回答が難しい場合もありその場合はメールで個別にご案内をしております。ステンドグラス制作に興味が有る方や既に制作を続けている方、他の教室へ参加している方など様々な方からの質問へお答えしております。内容に付きましてはステンドグラス制作に関する一般的なアドバイスですが他の教室や制作者と異なる認識やニュアンスが含まれる場合もあります事をご理解下さい。ステンドグラスの魅力や制作に関する知識を少しでも伝えられれば幸いです。


ステンドグラス制作の完成度

ステンドグラス教室へ通っています。同じ種類の作品でも他の生徒さんと出来具合が違い自分のものは見劣ってしまいます。半田の線が太かったり細かったりする部分もありガラスの色合いも綺麗に出ていないように感じてどうしても不満が残ってしまいます。

物つくりをする人は多くは自分が作ったものと他の作品を比べます。比べる事は良いことです。どの位ステンドグラス制作の経験が有るのかが解らないので推察しながら書いていますが自分より経験が長い、作品数も多く作っている方のステンドグラス作品を見れば当たり前ですがうらやましい感じを抱く事も多いです。また自分と同等の経験者の作品も良く見える場合が多々あります。隣の芝生は、、、ではありませんがこの感情はほぼ誰にでもあると思います。もちろん私も多々あります。

ステンドグラス QA 質問 千葉県勝浦

でもやはり比べてしまい自分のステンドグラス作品が少々見劣りすると感じてしまう場合は自身が学んできた内容を再確認する事も大切です。ご質問内容の原文はもう少し長い内容ですが要約しています。主だって気になる箇所は半田付けの線、完成時のガラスの色が出ていない事でしょうか。まずは半田付けの線ですがステンドグラス制作は最終の半田付けで今までの作業を修正します。この修正の度合いが大きいとそれが半田付けの線に影響してきます。均一な線の幅が良い作品とは言い切れませんが線の幅が均一に近いとやはり綺麗に見えます。線が太かったり極端に細い部分があったりするのは半田付けの作業時には治りません。以前の各工程が全て影響してきます。型紙作りはどうだったか、その型紙と同等にガラスがカットされたか。ルーター作業時にガラスピースを削りすぎていないか、またガラスピースを変形させてしまっていないか。テープ巻き作業時にテープの折り返し部分が均等になっているか、半田付け自体にしても適切な仕上げ半田付けが出来ているか。など大雑把ですが結構大切な部分です。ステンドグラス制作は各工程で生ずるズレが最終面で全て出てきます。このズレを最終面の半田付けで修正、すなわち補うのですが修正は小さければ小さいほど良いのは解ると思います。多くはルーター作業時に各ピースに狂いが生じて来る事が多いです。各工程を見直してみて下さい。ステンドグラス制作は経験が長ければ手掛ける作品作りもそれなりのものになり日数がかかります。焦らずにじっくり腰を据えて作品つくりに取り組んでみて下さい。

ステンドグラス ガラス 種類 教室

次はガラスについて。ステンドグラスのガラスはそのまま見ている場合と光を通してみた場合では色合いや質感が異なります。見た目だけの色合いや質感ではまず選びません。必ず光源を通して確認して行きまます。この場合も何を作るかにより見方も変わります。経験者の方であればそんな事は解っていると叱られるかもしれませんが結構よく見ていない場合も多いようです。また指導者のアドバイスをどうしても聞けず他のガラスを選んでしまう場合も完成時に思ったような色合いにならない事が結構有ります。制作するものが平面、パネル作品の場合、それを設置する場所がお日様のあかりが当たる場所であればガラス選択時には自然光を通してみなければならずランプシェードなどの場合は電球の灯りを通して確認します。光を通さない小物や壁掛けの場合は見た目で好みのガラスを選んでも支障はないですが灯りを通すステンドグラスの場合は必ず各色合いの確認を光源を通して行います。またステンドグラスに使用するガラスは多種に渡り透過の良いもの、あまり透過の良くないものがあります。透過とは解りやすく言えば光を良く通すガラスか通さないガラスなのかです。微妙な関係なのですがこの透過の関係をよく見るようにすると良いです。こう書くと透過の良いものは良いガラス、透過の良くないものは良くないガラスと判断されそうですが全く違います。同じデザインでも使用するガラスが異なれば全く雰囲気も違う作品になるのがステンドグラスの魅力でもあるのです。そしてガラスのランクも関係してきます。

ステンドグラス制作教室 千葉県勝浦

自然光や電灯の灯りを良く通すガラスもあれば透過は少なく深くアンダーな感触のガラスも有ります。組み合わせが上手くいかないとその部分だけガラスが発色しないような感じのステンドグラスになる場合も有ります。初心者のうちは透過も良く組み合わせも難しくないガラスを選んでもらいますが経験を積んで行くと透過の少ない深い色合いのガラスも使ってみたくなります。ガラス選びの時には十分これらを考慮する事は大切です。またデザイン、下絵への着色。Atelier Reverieのステンドグラス教室では色鉛筆を使用しますがこの着色も大切で丁寧に塗られた下絵は先のガラス選びに大きく影響します。多分ご質問者はステンドグラス制作の経験はそれなりにある方だと思います。一つ一つの工程をよく検討し流れ作業にならぬようご自身の創るステンドグラスの完成時を想像しながら作業を心がけると良いと思います。


【制作教室】
ステンドグラスに興味がある方へ、Atelier Reverieの教室は初心者から上級者まで幅広く対応しています。ステンドグラスの制作に興味がある方に向けて、わかりやすく魅力的な作品作りを基礎から学べ制作プロセスを堅苦しくなく楽しく学べる環境です。趣味として始めたい方や生涯学習を考えている方、または職業としてステンドグラスを検討している方へご一考下さい。初心者でも安心して学べる教室でステンドグラスの世界を一緒に楽しみましょう。

~Atelier Reverieホームページ~


【プロを目指したい方へ】
職業としてステンドグラスの技術を学びたい方、先々ご自身の教室を開きたい方へプロ養成として技術者養成講習を行っています。特に教室運営を目指したい方へ適した技術と知識の取得内容です。全く経験がない方へ個人指導の環境で学べます。技術の基礎から教室運営の内容まで指導しおります。

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