このデザインはとても人気があり他教室でも結構手掛ける方が多いステンドグラスです。もちろん私もとても好きな制作内容でもあります。
ステンドグラス・サンドブラスト 教室
Atelier Reverie 千葉県勝浦
チュウリップ大型パネル
チュウリップは薔薇に負けずステンドグラスでは様々な作品作りに使用されます。今回紹介するのもチュウリップのデザインの大型に類するパネル作品です。大きさも有る事から同じデザインでも選ぶガラスにより個性が出て全く感じの異なるステンドグラスになります。教室では2年位前にも生徒さんが手掛けてくれていて今回で二人目ですね。前回の生徒さんは深く重厚な感じが強いステンドグラスに仕上がりました。今回のチュウリップはどんな感じに仕上がるのかとても楽しみです。
A3用紙2枚の大きさは教室で作るには大型になります。ガラスピースの数は360ピースくらいですので決して多くは無いのですが空間を魅せる内容もありモチーフ周囲の丸枠と周囲の外枠、そして4角の空間もこの作品の重要な要素です。
クリアー感のあるレッド系と不透明なピンク系のガラス。中央に濃い目のレッド系を2種、周囲は淡いピンクを配置しています。配置は各個人の自由ですが結構難しいです。下絵に色鉛筆で着色し確かめて行くのですが実際にどのようなガラスを使うか実物のガラスも見ながら配色配置を決めてゆきます。この配色配置は後に変更しても構わないのですがこの時点での全体の出来具合、他リーフ、ツボの部分、バックグラウンド、モチーフを囲む丸枠などイメージを配色配置して行く作業は大切で時間も要し十分検討した方が良いです。
リーフとツボの部分が入りましたね。リーフの緑が入ると植物感もでてきます。大きなパネル作品ですが結構小さなガラスピースが隠れています。型紙を無くさないように注意しながら作用します。
ツボが置かれるテーブル部分、モチーフ周囲の丸枠と周囲の外枠が入りました。全体の雰囲気も掴めます。今回の作品はクリアー感のあるガラスを多く使用しています。不透明なガラスは明るめのものです。今は作業台の上へ置いた状態ですが立てかけた場合この作品は重い感じでは無く優しい穏やかな雰囲気が感じられるものになると思います。それでも丸枠部分に強めのブルー系のガラスを使用していますので締まってきますね。
ステンドグラスは図案を考え型紙を作り使用ガラスを選びながらガラスをひとつひとつカットして行く。後はルーター作業を終えてテープ巻きそして半田付け、最終に薬品による半田の線への色付け。工程も多いですがコツコツ作り上げて行きます。今回紹介させて頂く生徒さんもベテランさんなので私の出る幕も少ないです。Atelier Reverieのステンドグラス教室もベテランさんが多くなってきましたね。何か変な事をしていないか、どこか間違えていないか、、、。そう言えば上写真を見て思うのですが左手中指かなガラスの危ない箇所触ってますよ。テープ巻きが終わったら半田付けですね頑張って下さい。
Atelier Reverieでは趣味、習い事、生涯学習として学ぶステンドグラス制作の教室を開催しています。経験の無い方でも安心して基礎から応用まで様々な作品作りをとおして学べます。ステンドグラスの技術は年齢を問わず世界中で多くの方が学び楽しんでいる伝統工芸です。日本国内でも多くの教室がありますので興味が有る方は是非学んでみて下さい。
【プロ養成講習】
職業としてのステンドグラス技術を学びたい方、将来教室を開きたい方へ技術者養成講習を行っています。特に教室運営等を目指したい方へ適した技術と知識の基礎を学ぶ事を目的とした個人指導の環境で学べる講習です。プロを目指したい方、経験の無い方へ基礎から技術を学びませんか。
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