生徒さんが手掛ける多面体のランプシェード。中に入れるデザインは薔薇の花。
趣味、習い事を、生涯学習を楽しむ
千葉県勝浦Atelier Reverie
ステンドグラス教室 サンドブラスト教室
●薔薇の6面体ランプ
ステンドグラスで作るランプシェードの種類は数えきれないほど種類があります。大きく分ければ平面体を組み合わせ立体に仕上げる多面体と曲面へガラスを配置してゆくもの。曲面の場合はモールドという型を利用します。今回紹介するのは前者の多面体のランプです。
多面体の場合はまずは平面を作りそれらを組み上げて行きます。今回オリジナル作品として制作しているのは教室へ長年参加されている生徒さんですので下準備も綺麗ですね。安心して見ていられます。6面体の構成で要所へ薔薇の大輪が入ります。１面だけ猫ちゃんが入っている所も楽しい内容になっています。
ステンドグラスの多面体ランプ作りではデザインとシェード(傘部分)の形や大きさをオリジナルなものを作る場合には実際の感触を得るために厚紙で模型を作ることを推奨しています。ランプ部分、ベースとの釣り合いも模型で確認してゆきます。今回は割愛していますがここまでの作業は大切で完成時の出来具合もこの時点でほぼ決まってしまうと言っても過言では無いです。模型を見ておかしな部分や気に入らない箇所があれば修正してゆきます。
大よその配色をして雰囲気を感じ取って行きます。もちろん好みの配色をするのですが、ステンドグラス制作の経験が長い方は試行錯誤しながら配色も考えます。薔薇の花も通常でしたらレッド一色となりますが少し変化を持たせて雰囲気を出して行きます。下絵の薔薇の花びらの色が少し変化が有るのが解るでしょうか。
薔薇の花びらは２色のガラスを使っています。それに加えサンドブラストで更に変化を持たせたガラスも使用します。クリアー感のあるガラスへはサンドブラストで変化を持たせる事が可能です。同じガラスでも表情が違ってきます。これでレッド系の花びらは３種類のガラスを使う事になります。
花びらのガラスがカットされた所です。濃い目のレッドと明るめのレッドが見て解ると思います。それに加え写真では解りませんがサンドブラストの技法で中間的なレッドも入っています。これは完成時にランプとして明かりを灯した時にその効果が表れます。もちろんサンドブラスト作業時には色々テストし良いものを選びます。今回は薔薇の花びらへクリアー感(透明)のあるガラスを使用していますのでこれらの効果も出せます。薔薇の花びらは好みでガラスを選びますが不透明なガラスを使う場合も多く作り手により様々です。まだ制作途中のこの薔薇の６面体ランプ。ひと手間かけた苦労もありますのでどんな作品に仕上がるのか楽しみですね。また途中経過もアップしたいと思いますので頑張って進めて下さい。
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【制作教室】
Atelier Reverieでは趣味、習い事、生涯学習として楽しく学ぶステンドグラスとサンドブラストの各教室を開催しています。経験の無い方でも安心して基礎から丁寧な指導を行っています。年齢性別を問わずステンドグラスは世界中で多くの愛好家が学び楽しめる伝統工芸です。日本国内でも多くの教室が活動していますので興味が有る方は是非学んでみて下さい。
【プロを目指したい方へ】
職業としてステンドグラスの技術を学びたい方、先々ご自身の教室を開きたい方へプロ養成として技術者養成講習を行っています。特に教室運営を目指したい方へ適した技術と知識の取得内容です。全く経験がない方へ個人指導の環境で学べます。技術の基礎から教室運営の内容まで指導しおります。
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