現在お休みされている生徒さん、昨年の作品制作です。とても良い感じに仕上がりました
趣味、習い事を、生涯学習を楽しむ
千葉県勝浦Atelier Reverie
ステンドグラス教室 サンドブラスト教室
●胡蝶蘭のパネル
ステンドグラス教室へ通い様々な作品作りを通して技術を学んで行きます。経験を積んで行くと生徒さんの中にも好みが分かれて来る場合があります。大きく分ければ平面作品の制作と立体作品の制作。今回紹介します生徒さんは平面作品を好む傾向でしょうか。もちろん立体作品も手掛けてくれていますね。ランプなどもこれから手掛けてゆくのですがとても作業の速い方で特にガラスカットは見事です。
型紙作りは基本です。これらの作業が先々を決めてゆきます。ステンドグラス制作では型紙を切る場合通常のハサミやカッターは使いません。ステンドグラス専用のものを使用します。このブログのステンドグラス入門へ詳細を解説していますが型紙作にはルールがあります。
ガラス選び。デザインがきまり型紙作りからガラスカット。そしてどのような配色にしてゆくか。全体的にどのような雰囲気のステンドグラスに仕上げてゆくか。これらはデザインを選ぶ時、下絵を作る時におおよそ検討を付けるのですが実際にガラスを選ぶ時にとても迷います。ステンドグラス制作の経験が多い方は好みの配色も自身で解ってくるのですがガラス選びでは私も結構アドバイスをします。
鮮やかなピンク系の胡蝶蘭の花びら、バックグラウンドはクリアー感のあるガラス。全体のデザインへ縦の線を取っているので落ち着いた雰囲気ですね。それでも鮮やかな花びらが誇張され良い感じです。
作品周囲の枠のガラスへはパステル調のガラス。後にご本人から周囲のガラスが弱いかな、もっとアンダーなガラスを使った方が良かったかな、、。とお話しされていました。この部分は多くはアンダーな濃い目の色彩で全体を締まった感じに仕上げる事も多いですが今回の胡蝶蘭、良い感じですよ。全体的に優しい感じで。私ならどうするのかと聞かれたら、そうですね周囲のボーダー部分へ濃い目のクリアーを混ぜるかもしれません。バックにクリアーなガラスを使っているのでボーダー部分は不透明一択と考えがちですが縦線横線へ2枚位この作品で使っていない色合いの濃い目のクリアーを入れるかもしれません。少し冒険ですね。
ステンドグラス制作は工程も多いです。半田付けは後半の作業になります。型紙作り、ガラスカット、ルーター作業、これらの正確度がこの半田付け時に解ります。各作業の内容が半田付けの綺麗な線になるかならないかが決まります。もちろん半田付けの技術も大きく影響して行きます。大丈夫そうですね。
ステンドグラスは最終的に半田付けされた部分へ色付けを行います。Atelier Reverieのステンドグラス教室では濃い目のブラウン色に仕上げて行きます。色付けで全体の線が締まり良い感じに仕上がります。この色付け作業も結構難しく綺麗な濃いブラウンに中々なってくれません。今回は良い感じに仕上がりましたね。
このパネルは壁に掛けるより窓辺などに設置して自然光を通すとガラスの美しさも際立つと思います。写真では解り難いですがバックグラウンドのクリアーガラスも2種類使用され縦線が強調されましたね。バックグラウンド、ボーダー共に直線のガラスピース、その中へ柔らかな曲線の胡蝶蘭の花とリーフ類。素敵なステンドグラスに仕上がりました。今はお休みされていますがまた再開されましたら更に技量を上げて様々なステンドグラス作品つくりにチャレンジしてみて下さい。
・
・
・
【制作教室】
Atelier Reverieでは趣味、習い事、生涯学習として楽しく学ぶステンドグラスとサンドブラストの各教室を開催しています。経験の無い方でも安心して基礎から丁寧な指導を行っています。年齢性別を問わずステンドグラスは世界中で多くの愛好家が学び楽しめる伝統工芸です。日本国内でも多くの教室が活動していますので興味が有る方は是非学んでみて下さい。
【プロを目指したい方へ】
職業としてステンドグラスの技術を学びたい方、先々ご自身の教室を開きたい方へプロ養成として技術者養成講習を行っています。特に教室運営を目指したい方へ適した技術と知識の取得内容です。全く経験がない方へ個人指導の環境で学べます。技術の基礎から教室運営の内容まで指導しおります。
このブログに関する問合せ、ご質問など御座いましたら下の問合せをご利用ください。