ステンドグラス / サンドブラスト 千葉県勝浦
●ステンドグラス制作を始める2
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このカテゴリーはステンドグラスとはどういうものか。制作を始めてみたい、学んでみたいと感じている方へできる限り解りやすく内容を記しています。ステンドグラスの歴史云々は検索で多く出てきますのでそれらは割愛しますが技法の説明上古典的な内容を含む場合もあります。あまり堅苦しい文章にならないようにして行くつもりです。内容が脱線してゆく場合も多いと思いますがご容赦下さい。趣味として、生涯学習としてこれから学んでみようと感じている方、またこれらの工芸を職業にすることを模索している方もいると思います。Atelier Reverieでの教室活動を元に私の経験を含め色々書いて行きたいと思います。つたない文章ですが読み物として興味のある方へ少しでも参考になれば幸いです。


ステンドグラス教室 Atelier Reverie 千葉県勝浦

ステンドグラス教室 趣味 習い事 生涯学習

ステンドグラスを始める 2

私は現在、千葉県勝浦でステンドグラスとサンドブラストの各教室を開催しています。小さな教室ですが県内近辺また結構遠方からも習いに来て下さる生徒さんがいます。場所柄車での参加となりますが1時間から2時間以上かけて参加頂く方も多いです。私は都内で同様な仕事を持っています。都内での教室参加者はほぼ電車で通ってきます。この場合2時間かけてくる方は珍しく有りません。家から駅まで歩き電車に乗り、必要なら乗り換え、目的駅で下車しまた歩き教室へ来る。電車の待ち時間なども考えると2時間位は普通になってきます。家から教室まで電車利用で2時間くらいは通える範囲ですが車で2時間かかると負担もかかると思います。ここ勝浦は皆さん車なので2時間以上かかる場合結構な距離になると思います。何を言いたいのかと言うと。

教室は無理が少なく通える範囲が良い

もちろん地方の場合は中々教室が見つからない事も多いですので一概には言えませんがあまりにも遠方だと行き帰りも大変ですし継続する事が支障に感じる場合もあります。Atelier Reverieへ参加する方も遠方の場合は初めにその旨説明しています。皆さん大丈夫と言ってくれますが中にはやはりそれらが原因で継続出来なくなっってしまう方もいます。ステンドグラスやサンドブラストに限らず何かを習う場合、教室を探す場合、分かっていることと思いますがある程度の技量を得ようと感じている場合通える範囲は大切な内容です。

教室は変えない方が良い?

これも当たり前だと言われそうですが経験上記しています。せっかくその教室で1年2年学び基礎も出来上がって来たのに通いきれずに断念する。まだ続けたいので他の教室を探す。これはとてももったいない事です。これもまたステンドグラスやサンドブラストに限らずだと思いますが教室により技法の伝達方法、学び方は異なる場合が多いです。ある一定の技術を学び更に上を目指したいと感じ現在の教室では学べない事を得ようと考え教室を変える事は良い事と思います。しかし趣味で楽しむ、生涯学習として取り入れたいなどの場合は教室は変えないでその教室の方針で学んだ方が為になる事が大きいと思います。その為にも通える範囲は大切です。できれば無理が少なく通える範囲で教室は探しましょう。

最初の1年は大切!

どのような技法を学ぶにせよ同様だと思いますが私はステンドグラスとサンドブラストの各技法を教えている事からここからはそれらを元とした内容になります。また上へも記しているように教室により講習の進め方や内容は異なる面があります。これらをふまえて読んで頂ければと思います。基本をある程度マスターするのにはAtelier Reverieの教室では1年から2年かかります。参加する講習時間も影響するのですが月に3時間の講習を2回が基本ですが追加講習を受ける方も多いです。初歩からそれに合った内容での作品作りを通してステップアップして行きます。サンドブラストの場合は工程は多くありませんが技法の種類が数種ありそれらを学び徐々に複雑なデザインへと進んで行きます。ステンドグラスの場合はその工程も多くどのような作品、大きさに関わらず制作工程の内容に変わりは有りません。直径90センチの大型ランプと手のひらに乗るような小箱でも工程は同じです。一番最初に制作するステンドグラスは次の二番目に制作する作品のための作業です。二番めの作品は三番目のためのもの。この繰り返しです。2作目からはオリジナルな要素も入ってきます。全ての作業には型紙作りやガラスカットなど同じ工程を得て行きますが作る作品も順を追って内容が濃くなってゆきます。3番目の作品制作くらいからは教室にも十分慣れてステンドグラス制作の内容もこんな感じなんだなーと理解してきます。私が最初の1年2年大切にしている事は良い癖を付けてもらう事。悪い癖を付けないようにする事。慣れたころ癖が付くのです。本人は大したことではないと感じます。どうやっても同じだろうと感じもします。このほうが作業しやすいのだけど、などと思うことも有るでしょう。しかしこれらは後々影響してゆきます。

ガラスを切る ステンドグラス

付いた癖は治らない

良い癖が付くように、悪い癖を付かせないように。私が最初の1年位に大切に考え重点を置き指導している事ですがどうしても悪い癖はついて行きます。どのようなものと聞かれれば各工程様々な内容に渡りますので今回は割愛しますが悪い癖は付いてしまうと中々治りません。但し趣味で楽しく学ぶ、生涯学習として技術を学ぶ講習では10教えたらその3分の1くらい、少しずつ身についてくれたら良いと、その繰り返しで自然に積み重ねてくれれば良いと感じています。職業としてこの技術を習得したい場合はまた異なります。このコンテンツをお読み頂く方々へはステンドグラス制作に興味が有りまだ未経験の方が多いと思いますがどの教室でも同じです。教室へ参加するようになり講師から注意された点がある場合などには自身の判断で行わず教えてもらった内容に近づくよう心がけると良いです。説明をよく聞きその内容に近づくような作業を心がけると悪い癖が付く機会も減って行くと思います。

 


ステンドグラスは歴史ある伝統工芸です。趣味として、生涯学習として、また職業としてその技法を学ぶ人達が世界中に多くおります。その技法は独学で学ぶ事は困難で危険な内容も有ります。始めて見たい方、学んでみたい方へは専門の教室へ参加することが一番です。各教室ではステンドグラス技法の基本から安全に学べます。教室を決める時には必ず見学をしましょう。雰囲気など実際に体感する事は大切です。ステンドグラス制作は年齢性別を問わず学び楽しめる技法です。ステンドグラスの教室は全国各所で結構あります。ホームページ等を持たない場合も多いです。学んでみたいと感じている方は是非探してみて下さい。


【プロ養成講習】
職業としてのステンドグラスの技術を学びたい方、将来教室を開きたい方へ技術者養成講習を行っています。特に教室運営等を目指したい方へ適した技術と知識の基礎を学ぶ事を目的とした個人指導の環境で学べる講習です。プロを目指したい方、経験の無い方へ基礎から技術を学びませんか。

~技術者養成講習の詳細はこちらへ~