ご自宅の窓へ入れるために生徒さんが頑張って制作している薔薇のパネル。大型なので2枚に分けて制作しています。ガラスカットも終了し徐々に完成に近づいて来ましたね。
ステンドグラス・サンドブラスト 教室 Atelier Reverie 千葉県勝浦
薔薇の大型パネルの制作3
ガラスピースは一つ一つが大きめなので切りやすいと思いますが生徒さんは中々終わらないー、と愚痴が出てました。大型の作品なのでガラスピースの枚数もそれなりの量になります。ステンドグラスは工程も多くありますので苦労も多いですが必ずむくわれますので頑張りましょう。大作になればなるほど完成時の感動も多きものです。
上部のパネル。今回は窓枠なのでクリアーなガラスをバックグラウンドに使っています。部屋の明るさを損なわず外から内部が見えにくいガラスですね。良い感じの空間が取れていると思いますよ。
下部のパネル。連続したデザインなので見ごたえが有りますね。ガラスカットとルーター作業、ご苦労様でした。
半田付けに入る前の準備。この薔薇のパネルは窓枠へ入れる目的が有るので寸法は注意深く作業しています。図面も結構大変でしたね。正確な寸法に仕上げるために周囲を寸法に合わせて木枠で固定してゆきます。
各ガラスピースへ銅のテープを巻き付けたものを枠の中へデザイン通りに配置してゆくのですがこの時素直に入らず枠より大きい場合はガラスピースを修正しなければなりません。今回大きな修正も無く収まりました。丁寧な作業を各工程で行っているかいないか、判るのがこの時点でもあります。収まり切れずはみ出してしまう、反対に緩みが大きく出てしまう。図面から制作したステンドグラスの場合各工程はズレを意識しながら作業しないと少しのズレがだんだん大きくなって行きます。今回は全くその心配は無かったですね。
銅のテープも良い感じに巻かれていますね。テープ巻き作業も大型になると大変ですがステンドグラス、ティファニー技法では避けては通れない道です。深紅の薔薇が室内では自然光を受けてどのような表情を見せてくれるのか。夜は室内の電灯の灯りで外から見たステンドグラスも素晴らしいです。このれからの作業は半田付け、気を抜かず頑張ってください。
Atelier Reverieでは趣味、習い事、生涯学習として学ぶステンドグラス制作の教室を開催しています。経験の無い方でも安心して基礎から応用まで様々な作品作りをとおして学べます。ステンドグラスの技術は年齢を問わず世界中で多くの方が学び楽しんでいる伝統工芸です。日本国内でも多くの教室がありますので興味が有る方は是非学んでみて下さい。
【プロ養成講習】
職業としてのステンドグラス技術を学びたい方、将来教室を開きたい方へ技術者養成講習を行っています。特に教室運営等を目指したい方へ適した技術と知識の基礎を学ぶ事を目的とした個人指導の環境で学べる講習です。プロを目指したい方、経験の無い方へ基礎から技術を学びませんか。
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