秋も深まり落ち着いた季節になってきました。生徒さんが手掛ける大型の薔薇のパネルもガラスカットがあと少しです。ご自宅の窓へ設置するステンドグラス。良い作品になりますよう頑張りましょう。
ステンドグラス・サンドブラスト 教室 Atelier Reverie 千葉県勝浦
薔薇の大型パネルの制作2
縦長のパネルになります。縦は1メータ超、横は50センチ弱位でしょうか。縦を2分割しての制作。ティファニー技法で作るステンドグラスは大きさに注意が必要です。強度を考慮しての2分割。写真左が上段部分、写真右は下段部分。上段の上部はアーチのデザインを入れています。優しい感じになりますね。
深紅の薔薇。2種類のレッド系のガラスを用いた薔薇の花です。リーフも濃い目のグリーンと明るめのものをちりばめ変化を持たせています。バックグラウンドは凹凸のあるクリアーガラス。好みにもなりますがご家庭の窓へステンドグラスを設置する場合特に初めての場合は全てのガラスを不透明なものにすると結構部屋が暗くなります。大型店舗等であれば良いのですが生活をする場所である場合これらは設置してから結構気になる内容です。外からの目隠しになるようバックグラウンドのガラスはクリアーでも凹凸などがあるものなら外からはぼやけて見えませんし雰囲気も良いです。
あと少しでガラスカットも終わりですね。大きな作品制作は気を緩めがち。最後まで気を引き締めて行きましょう。大型の作品は時間もかかります。苦労する面も多く何時終わるのかなーと感じるもの。しかし完成時の達成感は制作者のみ味わえるものです。
板状のガラスから各ピースをひとつひとつ切り出して行く。全ての花びら、リーフ、バックグラウンドのガラスは全て作り手がそれぞれの工程を手作業で行ったもの。
小さなガラスピースのカット線は専用のペンチを2つ使い左右から挟んで切り離し。ガリをもっと使うと良いですよ。制作も後半に入ってきました。疲れた時には休憩を入れて頑張ってください。
ステンドグラス制作を行っていない場合、文中の専門用語等が分からない部分も多いと思います。制作に関する内容、工程などは別のカテゴリーで徐々に紹介してゆきたいと思います。ステンドグラス制作は独学で行うことは困難です。ステンドグラスの教室は日本全国多くありますので学びたいと感じている方は地元の教室へ参加することをお勧めします。