細かいガラスピースの作品は苦労もしますが出来上がった時の感動も大きいです。今回生徒さんが作っている椿の筒形ランプは細かな部分も多いですがバックグラウンドの面積を広めに取り和の雰囲気も十分です。

趣味、習い事、生涯学習を楽しむ。Atelier Reverie 千葉県勝浦

ステンドグラスで作る椿の筒形ランプ

バックグラウンドは和紙風のホワイトのガラス、リーフは濃い目と薄めの２種類、椿の花は深いレッドと純粋なホワイト。写真では大きな絵柄部分の面は左から２面ですがもう１面あります。大きさも高さが30センチ位ですので丁度良いですね。

全てのガラスピースはカットされた後、ルーターでガラスの側面を綺麗に整えます。そしてはんだ付け。同じ面を３枚作るので各面は周囲を木枠やアルミのアングルで固定しその中へガラスを並べて行きます。今回のステンドグラスは立体作品です。各面全てはんだ付けで仕上げてから立体へ組み上げてゆく作業です。

各ガラスピースが動かなくなるようにはんだの点付けで仮止めをして行きます。はんだ付けが好きな人はこれからが楽しい時間です。教室では段階を追ったはんだ付けを教えています。表と裏を数回ずつわけて少しづつはんだを載せてゆく方法。慣れてくればある程度一気にはんだ付けで仕上げまで行っても良いのですがはんだごての高熱でガラス破損を考慮しながら慎重に行った方が良いです。

はんだの点付け、仮止めが終わったら周囲の枠は外します。後は面全体を作業しやすいように動かしながら表と裏の全ての線へはんだ付けを行います。今年ははんだ付けの熱でガラスを割ってしまう方が結構いました。注意して仕上げまで行って下さい。とても良い感じになってきましたのでランプとして完成させたときの感動も大きいと思います。次回は組上げですね。最後まで気を緩めず頑張りましょう。

趣味で楽しむ、また生涯学習としてステンドグラスの技術を学ぶ方が世界中におります。国内でもこれらを教える教室は大変多くあります。Atelier Reverieではステンドグラス及びサンドブラストの技法を基礎から解りやすく学べるよう指導しています。